2023-03-08 11:55:00
たまねぎは犬にとってとても危険なたべものです。ごく少量でも「たまねぎ中毒」を発症する可能性があるので絶対与えてはいけません。
加熱・加工しても犬の体に害のある成分はそのまま残っています。
私達が食べるたまねぎの入ったハンバーグやスープなどを目を離した隙に誤ってなめたりしないように気をつけましょう。
たまねぎを保管する際は犬の目に入らない場所に置くようにしてください。
たまねぎに限らず、「ネギ類」全般の摂取でも同じような症状が出るので注意です。
◆「たまねぎ中毒」で見られる症状
中毒症状として、以下の症状がみられます
・元気がなくなる
・下痢、嘔吐
・血尿、血便
・発熱
・ふらつき
・歯茎や目の結膜が白くなる(貧血)
・粘膜が黄色く見える(黄疸がでる)
・脈が弱くなる
・呼吸困難になる
・吐血する
・意識がなくなる
これらの症状がでるまでの時間は、犬がたまねぎを口にしてから早くて30分~60分ほどです。
個体差があるので、遅いと食後1~3日ほど経ってから症状がでる場合もあります。
◆もし犬がたまねぎを食べてしまったら...
早急に動物病院へ連れて行ってください。
受診前の注意点と受診時に伝えたいことについて解説します。
【受診前の注意点】
絶対に飼い主が無理やり吐かせようとするのはやめてください。
ネット上でオキシドールや食塩を使って吐かせる方法が紹介されていることがありますが、絶対に真似しないでください。
飲み込んだものを吐き出させる「催吐処置」は医療行為であり、自己流の対処は禁物です。犬の体に大きな負担をかけることになります。
【受診時に伝えたいこと】
・いつ食べたか
・どのくらい何を食べたか
・食べてから運動をしたか
・水を飲んだか
・どんな症状がみられたか
をメモして獣医師に見せるとよりスムーズに診察・治療が進むでしょう。
◆まとめ
いかがでしたか?
愛犬につらい思いをさせないためにも、中毒症状を引き起こす食材には注意を払いたいものです。
愛犬が誤飲することがないように努めることが一番大切ですが、もしものことがあったときの対処法を知っておくと冷静に対応できると思います。